
負けたままで終わるわけにはいかない。
前回の秋植えは完膚なきまでに負けた。
猫に踏み荒らされたのを皮切りに
幾度もやってくる災難に叩きのめされた。

5株からの収穫量がこんだけww
芽かきもおろそかなら 追肥も適当。
そりゃそうなるわな。
何度も言うが
「植物なんか植えときゃ勝手に成るんやろう?」
そう思ってきた。ずっと。

負けん!負けてたまるか!
連作じゃ!
ジャガイモに連作はご法度。
だが人間の英知はジャガイモを超えるのだ!

とにかくありとあらゆる情報を読み
出来る限りの策を。
体力の続く限り 底の底までかき回し
土作りに専念。
3ヶ月かけてじっくりと土作り。
菌だとか剤だとか墨汁だとか酵素だとか・・・
微量撒いてはかき混ぜ
微量撒いてはかき混ぜを何度繰り返したことか。
フカフカとまではいかないが そこそこの感じにはなった気がする。

いつものごとくグッデイで種芋ゲット。

そのまま植えるか 切って植えるか毎回悩む。
そして毎回切って植える。貧乏性だから。
そこにはまた新たな悩みが。
切り口を放置して乾燥させるのか
草木灰を塗って植えるのか。
そして今回は 乾燥させた上で草木灰を塗る。

荒野のれき漠と化したハーブのよせ植え。
これを燃して草木灰とする。

ビビった。マジビビった。
ハーブは死してなおハーブだった。
燃焼とともにそこいらへんに撒き散らかされる強烈な匂い。
ちょっとライトな催涙弾級。


頼む! イキロ!
種芋3個をすべて半分に切って6個にしたのだが
株間を考えるとどうしても5個しか植えられない。

ほぉら!おご馳走だ!

あ トマト植えてたプランターがあった。
プランターでジャガイモは可能らしい。
そこそこの深さがあれば。

何もしていなかったので カサカサのサラサラである。
なんの栄養も無いように思える。
だが待て。
ジャガイモはそもそも痩せた土地でも生育するからこそ
世界中に広まったとなんかで読んだぞ。

生きてみろ!
俺にその生命力を見せてみろ!

こいつはスパルタで鍛えることにした。
最初に水だけはやろう。
あとは知らん。
おまえの生命力とやらを見せてもらおうじゃないか。
果たして
3週間後

キター! わっさキター!
芽かきしてこれである!
がんばれ!イキロ!
3ヵ月後の我が家の食卓はおまいらにかかっているんだ!
そしてあいつは・・・

うぉっ! 出た!
さすがにワッサーとは来ないが 緑はあほほど濃い!
つえぇな!こいつ!
貧乏性な俺は スパルタで育てる実験を中断することに決めた。
今からバシバシ追肥だ!(やりすぎはあかんらしいけど)
Q:なんでそんなにジャガイモなのか?
A:好きだから