
こいつぁすばらしい。
セブンの本気をビシビシ感じた。

幕の内弁当398円(税込み)に対し
焼さば折詰め幕の内弁当は 500円(税込み)
その価格差わずか102円。

一番外側の 擬似木な発泡トレー。
安っぽい。だが紙に印刷してあるよりもずっといい。
なぜなら駅弁を髣髴させるから。
そこはかとなく昭和の香り。

まずは鯖がデカイ。
多くの博多人同様に 俺も無類の青魚好き。

箸で持ち上げてかぶりつく その所作も楽しい。

だが この弁当の醍醐味は鯖ではなかった。
上品に味付けられた数々の和のおかずたち。
濃すぎず 薄すぎず 一つ一つの味わいが際立ち だが邪魔はしない。
食べていて思わず顔がほころぶ。
自分が日本人であることを強く意識させる弁当。

ほうじ茶でいただく。
「あれっ? ここ京都?」 そんな錯覚さえ抱かせる。

その味わいからすれば 圧倒的コストパフォーマンス。
他のコンビニの追撃を 軽々と撥ね退けるクォリティー。
若かった頃には決して解らなかったであろう緩やかな味のハーモニー。
いいぞセブン! もっとやれ!